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Batman:Arkham Asylumレビュー

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I'm batman...

言わずと知れたアメコミヒーロー界でも特に人気な「Batman」のゲームがUT3エンジンで登場!
海外版は既に発売されているものの、スクエアエニックスからPS3・360の両機種で日本語版が2010年1月には出るらしいので改めて振り返ってみたいと思う。

ちなみに当方、Steamで購入したPC版なのでコンシューマー版との違いにも触れる事にする。

Batman:Arkham Asylumはクソゲーの代名詞であるキャラゲーの中でも特に優れたゲームだった。今までのBatmanゲー自体が1,2作を覗いてクソゲーだった事も相まって今作の満足度は非常に高いだろう。最新版のUT3エンジンの性能を最大まで引き出した美麗グラフィックは元より、原作の雰囲気、設定を壊さず絶妙なデザインによって世界が構築されているため、新しいエリアに入るたびに目が奪われる事は確実だ。

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戦闘シーンの区切りは演出がはいるためフィニッシュがわかりやすく、気持ち良い

なにより個人的に優秀と思った点はアクションゲームの要の戦闘だ。
大手レビューサイトでは「いまいち」「退屈」と若干酷評されていた戦闘要素だが、実際にプレイしてみると「そのレビュー者が一周した後に書いたものとは到底思えないぐらい」今作の戦闘アクションは良く出来ている、と感じた。このゲームでは単純に1ボタン押すだけでパンチを放ち、連続で押し続ける事によって華麗でパワフルなコンボが自然に繰り出される。この具合がまた心地良いリズムと主人公であるバットマンのカッコいいアクションを発生させるため、操作そのものは単調であるものの、テンポの悪さと気だるさはまるで感じなかった。

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方向キーとボタンの組み合わせだけで様々なバットマンの雄姿を見る事ができる

また、相手から攻撃を受ける際のカウンターも難易度は高くないので上手く操作すれば「多数の敵を手篭めにする」爽快感も生まれ、無双ゲーより主人公の力の圧倒さを体験する事が可能だ。
デモをプレイした方もいるかもしれないが、バットマンの戦闘の真髄は敵が多くなればなる程熱いアクションが可能なため、製品版では「ただのリズムゲー」感は無くなるので安心して欲しい。
一回の戦闘の中でテンポ良くカウンター、投げ、投擲、蹴り、関節技と繋げていくのも然程練習は必要無く、プレイしていく内に自然と組み込めるようになるため「上手く繋がらない!」という事でストレスが溜まる事は無いだろう。

もとより
、敵の種類がそこまで多いゲームではないので(基本的に囚人しかいない)確かに終盤では戦闘のバリエーションの豊富さを求めることはできないが、そこは上手くステージのギミックと演出で補っている。
それは、もう一つの戦闘シーンとして「ステルス」が可能となっている事だ。

視点が三人称ではあるものの、シューティング要素はまるでない為、銃を持った相手には基本的に隠れて倒さなければいけない。ある時は上から襲い掛かり空中にぶら下げたり、壁の影から出てきて締め落としたり、壁を爆破してその瓦礫で一掃するといった行動も取れる。
今作はArkham:Asylumという箱庭で行動できるため「ステージ」という概念はあまりないが、章毎に区切りをつけていくと全ステージにきっかり探索・戦闘・隠密という要素がバランス良く散りばめられており、これが最終ステージまで飽きずにプレイできる要因になっている。

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発破ジェルは障害の爆破は勿論、待ち伏せにも使える。

加えて、Batmanでお馴染みの道具も揃いに揃っており、それらのアイテムを使う事で突破できるオブジェクトも多数設置してある。どのアクションゲームでもゲームが進むにつれ、使わなくなってくる道具というものが出てくるが、このゲームでは用途を一つ一つ絞る事で道具を変えつつ前に進ませる事に成功している。
自分は初回プレイ時では気づかなかったが移動用のラインランチャー(ワイヤーを張って滑車で移動できる)でさえ使いどころを考えれば戦闘時にも強力な武器となるし、爆薬を積極的に使っていけばステルスもより安全に行える(音を立てても本人さえ見つからなければ大丈夫なケースが多い)

アクションゲームとしては久しぶりに全体的に丁寧に作られたゲームという印象を受けて「洋ゲー=おおざっぱ」なんて代名詞はもう使えない、と思った。(自分がただボタンを連打して、派手なエフェクトを出したり登り降りするだけが売りになっているゲームに対して、既に新鮮味を感じていないせいもあるだろうが)
元々細かい所にやけに拘るのが(トイレのしみやゴミ箱等の汚れ部分や)向こうの風習?なので視点がゲーム性の部分に向けばこの程度の事は軽くやってのけるのだろう。

ちなみにPC版とコンシューマー版の違いに触れると今作はグラフィックの質に大きく差が出る。
そもそも解像度とアンチエイリアスの有無があるので当たり前だが、プリレンダであるムービーシーンとリアルタイムレンダであるプレイシーンの質が殆ど同じな為、最初はどのタイミングでプレイしていいのか戸惑うぐらいだった。
他はGeforce使用者限定だが「PhysX」の効果も得られる。
効果の違いは4Gamer.netの「Batman:Arkham Asylum」に見るPhysX(前編)を見てもらえば一目瞭然だが、印象的なシーンであればあるほどPhysXが大いに効果を発揮していたので、一度あれを体感してしまうとPhysXがない状態では物足りなくなってしまうだろう。

サイトを見るのが面倒という方のためにScarcrrow戦と直前のスクリーンショットを

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巨大Scarcrrowの目を盗んで横切ろうとすると壁が一挙に風にさらわれるシーン

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病院内を歩いていると壁のタイルがどんどん剥がれていくシーン

この二つはbatmanの演出の中でも特にヒヤリとくるものだがこれがPhysXのサポート無いと崩れ落ちていく表現は表示されない。ATIでも無理やり表示する事は可能だが、ハードウェアで処理してくれない為非常に重くなるとの報告が。


ゲームクリアまでの時間もそこまで長くなく、シークレット集めさえしなければ10時間以内には終わるため今でもちょくちょくプレイする。
とはいえ、不満は勿論あり「オートセーブ」のせいでもう一度プレイしたいステージがあっても最初からやり直す必要があったり、オートセーブのタイミングに慣れない序盤は本当に止めどころが見つからず、下手にゲームを終了しようものなら、直前のミッションの初めから開始~なんて事はザラだ。
ついでに、世界観が作りこまれているにも関わらず、Detective Mode(重要なものがピックアップされるようになるが画面の色が変わる)が便利すぎる故にプレイヤーは危機を感知しようとすると、常に青紫色の世界をさまよわなければいけない所だ。
なまじDetective Modeの色合いが目に悪いという具合では無いため使い続けられるのも悩みの素。

総評としては今年出たアクションゲームの中でも複雑なシステムを介入させる事なく探索、戦闘、ステルスの三要素を合わせられた抜きん出て完成度が高いゲームで、バットマンファンであれば尚楽しめるゲームだと感じた。
キャラクターの設定資料みたいなものもゲーム内で拝見できるため、ゲームを通じてバットマンワールドに入る事も可能だし、並み居る囚人をぼこぼこにして、スコアを競ったりストレスを解消する用のチャレンジモードもあり、オマケ要素もそこそこ充実している。
派手派手でスピード感溢れる戦闘も良いが、硬派な世界観と肉弾戦とステルスアクションに力を入れた作品に触れた事がない人には是非オススメしたいタイトルだ。

最後に、ジョーカーの顔七変化をば。

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これがリアルタイムレンダというのだから恐ろしい…
正直な話、より写実的なグラフィックを目指していたアンチャ2よりこちらの3Dらしいリアルさの方が、ゲームとしては見やすい上に表情が良く動くのでキャラクターの魅力を引き出せているように思える。
元々アメコミのキャラクター一人一人が特徴的なので当たり前っちゃ当たり前なんですが…。
Gearsが出た時も驚きましたがUT3エンジンはまだまだ底が見えなさそうです。

【追記】
海外のPS3版ではジョーカーを操作できるモードがDLCとして配信されています。
恐らく日本でも同様に出来ると思うので興味がある方はPS3版を。
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